クレーターをさがせ
ストーリー
約80万年前、巨大な隕石が地球に衝突し、地表に深いクレーターを残しました。
しかし、不思議なことにその隕石が作ったクレーターは今日まで発見されていません。
あなたは地質学者です。ある日、古代の隕石衝突に関する書物と空白の地図を見つけました。
古い書物には、隕石が落ちたクレーターが意思を持ち、自ら「クレーターくん」と名乗り、
地質学者に挑戦を投げかけるという不思議な記述がありました。
あなたがその地図を手に取ると、どこからか「僕を見つけてよ!」という声が聞こえてきました。
クレーターくん
年齢
約80万歳
場所
地球、未知の地点
こんにちは!僕はクレーターくん。約80万年前、宇宙からやってきた巨大な隕石が作ったクレーターだよ。でも、僕の場所はまだ誰にも見つけられていないんだ。今日は、君にお願いがあるんだ。地図に隠された手がかりを辿り、僕を見つけてよ!さあ、準備はいいかな?冒険が今、始まるよ!

テクタイトとは
テクタイトは、隕石が地球に衝突したときに、その熱で地面が溶けてできたガラスのような物質です。テクタイトは、衝突の場所から遠くに飛んでいくことがあります。
また、飛んだ距離によって形が変わります。
特徴
見た目:小さくて光沢のあるガラス片です。
形成:隕石の衝突による極めて高温で地面が溶けて固まったものです。
なぜ重要か
テクタイトの存在は、かつて隕石が衝突した場所を特定する手がかりになります。また、これらを調べることで、地球外の物質についても学ぶことができます。

イジェクタ層とは
イジェクタ層は、隕石が地球に衝突したときに飛び散った岩石や土が積もってできた地層です。この層は、クレーターの近くほど厚くなります。
特徴
厚さ:クレーターの近くでは厚く、遠くに行くほど薄くなります。
材料:高温で溶けた岩石や、元々の地面の破片が含まれています。
なぜ重要か
この層を調べることで、昔の隕石の衝突を知る手がかりになります。また、クレーターを探すときの大切な情報にもなります。

ルールの説明
ゲームの概要
プレイヤーは地質学者として、テクタイトの形やイジェクタ層の厚さから手がかりを読み取り、クレーターを見つけ出さなければなりません。
ゲームボードはマス目状の地図の形をしています。時に研究者の論文を読み、困難を乗り越えてください。
地質学者側
クレーターを探すプレイヤー。
クレーター側
クレーターの場所を知っているプレイヤー。
目的
地質学者側がクレーターを見つけることが目的です。クレーター側は、地質学者側がどのコマンドを選ぶかに応じて、情報を伝えます。
勝利条件
地質学者側がクレーターの位置を特定することができればゲームクリアです。

あそびかた
ゲームの準備
地質学者側はマス目状の地図を手にします。
クレーター側は、クレーターの位置を示した地図を手にします。
コマンドの種類
地質学者側は、「移動する」「テクタイトを見る」「イジェクタ層を見る」「論文を見る、掘る」といったコマンドを使用できます。
コマンドの効果
「移動する」を選んだ場合
地図上を移動できます。
「テクタイトを見る」を選んだ場合
クレーター側はその地点のテクタイトの形を指差して伝えます。
「イジェクタ層を見る」を選んだ場合
クレーター側はイジェクタ層の厚さの数値を伝えます。
「論文を見る」を選んだ場合
クレーター側は一度だけヒントを与えることができます。
もらった情報は地質学者側が地図に書き込みます。
クレーターの発見
地質学者側は、これらのコマンドと与えられた情報を元にクレーターの位置を推理します。
「掘る」でクレーターを特定できれば、地質学者側の勝利となります。
